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2012年03月28日
国が行った原木シイタケ移行率試験の問題点について

全文をPDFファイルでご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。(3/24時点)

これまで林野庁と議論してきました「指標値の見直しの問題点」をいくつかの資料にまとめてみましたので、時間のある時にでもご一読ください。
 

【参考までに】

今般、森林総研が行なった移行率試験のデータを回帰分析し、R2(決定係数)を算出してみると表1のグラフが示す通りR20.21と云う数値になった。
これは、常識的には信頼度、精度が極めて低いデータと判定され、通常では破棄されるか、再試験が求められる。まして、規制という国が重大な判断を行うための試験であることを考えると、試験の精度、信頼性は相当に高度なものが要求されて然るべきである。

*表1 森林総研グラフは森林総研が行なった移行率試験データを弊社で回帰分析し、その結果をグラフにして付け加えたものです。

これはR2(決定係数)の判断基準のひとつです。

 




自然科学のデータ解析では、一般的にこれより更に厳しく判定している。
 
国(森林総研)のデータの精度、信頼度がこれ程までに低い原因は、3月13日林野庁で行われた会議の際に提出した試験データ(表5)の中でも証明しているが、改めて整理すると以下の点が要因として挙げられる。 *表5「国が行なった移行率試験の不確かさについて」
 
1.基本となる原木シイタケの移行率調査のための試験方法(指針)が十分に確立されないまま実施したこと。
 
*昨年、10月6日に原木の指標値150bq/kgを、何らの根拠(データ)も示さず唐突に指標値の数字だけをリリースし、結果として関係各方面に大きな衝撃を与えた。
 
その後、数値に対する説明を求める多くの声に林野庁は非公開の態度を取り続けた。しかし、もっと早い段階で試験データや試験方法をオープンにしていたならば、今日のような泥縄の式の議論は避けられ、信頼度の高い適正な指標値の見直しが可能であったと考える。
 
2.樹皮組織の機能や物性が低下していた古ホタ(2年生)を調査対象にしたこと。
 
*しかし、これまでの議論から古ホタを調査対象にしたことの問題点を未だ林野庁はよく理解していない。
 
その主張は、原木もいずれ栽培年数を重ねて行くことで、今回の調査対象とした古ホタと同じ様に樹皮の外側から内部にセシウムが移行するので結局は同じだと言う。
 
しかし、放射性Cs(セシウム)は外樹皮に一度沈着すると簡単に水だけでは移動しないことを、これまでの原木の除染試験(高圧洗浄機による除染効果)や ホタ木表面から浸水時に溶け出すCs(セシウム)量を測定した試験結果から確認している。
 
つまり、昨年3月(1次被曝)に高濃度放射性セシウム雨によって原木の外樹皮に付着した放射性Csは、予想外に取り除くことが難しいことは周知の通りである。
 
また、3月時点で樹皮組織の健全性が保たれていた原木やホタ木(初年ホダ)の場合には、放射性Csはその殆んどが樹皮の外側に長期にとどまっていることを、原木、ホタ木の組織別汚染調査で確認している。
 
さらに、発生回数4回目までの移行率調査においても、樹皮部の消耗に伴うキノコへの移行率の上昇は現在までのところ新ホタ(平成23年植菌)では確認されていない。
 
それらことから、原木の外樹皮に付着した放射性Csのホタ木内への移行は、その濃度に関係なく急激に進んでいないことが、これまでの調査や試験で確認されている。
 
それに対して、古ホタ(2年ホタ以降)の場合、樹皮機能の低下、樹皮面のキノコ収穫時に生じる傷口等によって、昨年3月時点(1次被曝)の高濃度放射性Cs雨が早い時期からホタ木内部に浸透した可能性が高い。その上、樹皮の損傷が著しい所からは大量に放射能雨が浸み込み、局所的に高濃度汚染部位(ホットスポット)を形成していることがホタ木内部の汚染調査で確認されている。
 
以上のような理由によって、3月時点のフォールアウト(放射性核種の降下)によって生じた放射性Cs汚染の実態が原木と古ホタとで大きく異なることは明らかである。
 
従って、原木の樹皮面に沈着した放射性Csによる内部移行被曝と、フォールアウト時の高濃度放射性セシウム雨によって内部に直接被曝した可能性の高い古ホタとを同列で議論することは誤りである。
 
3.調査対象のホタ木の放射能汚染濃度が不均一であることを理解していなかったこと。
 
*昨年のホタ木や原木は横(斜め)に積まれた状態で被曝したものが多く、その為、ホタ木の表裏で大きな汚染濃度差が生じているものが多い。
 
それに比べて、今季伐採している原木は昨年3月に立木の状態で被曝した為、表裏の濃度差は比較的少ない。
 
4.検体(キノコとホタ木)のサンプリングの方法に問題があった。
 
*森林総研が行なった測定方法は、1本のホタ木からランダムにキノコ1個だけを採取して、それを採取付近の榾木全体の濃度で割り算して、1検体の移行率として決定した。
 
しかし、偶然にもそのキノコがホットスポットの附近から発生していた場合には、当該キノコのセシウム値は同一ホタ木全体のキノコの平均値より高い傾向を示す。
 
その場合、計算上の分母となるホタ木の濃度はあくまで全体の平均値に近いので、計算上のレトリックとして必然的に高い移行係数値が現れる。
 
このことは弊社試験報告「国による移行率試験の不確かさについて」表5でも証明済みである。
 
その結果として、森林総研のデータはバラツキが大きく、信頼度を見極めるための回帰分析の決定係数R20.21の値も極端に低い。それらは多分にアクシデント・エラー(偶発的ミス)を生じやすい方法で行なったことに起因するところが大きい。
 
5.さらに、得られたデータの精度、試験方法の信頼性を検証するための統計的分析、又はその判断が適切ではなかった。
 
*R2(決定係数)が極めて低い信頼度を示しているにもかかわらず、それらを無視して合理的な説明も加えずに数値の採択が強行されたことは全く理解に苦しむ。
 
従って、こうした不確定要素が随所に介在しやすい試験方法のもとで得られたデータで、シイタケ菌の放射性セシウムに対する生物学的移行係数を論じることは、到底科学的とは言えない。
 
その証拠に、今回の指標値では菌床シイタケをTF(移行係数)0.5=オガクズ200bq/kg、その一方で、原木シイタケはTF(移行係数)2=原木50bq/kg、と言う信じ難い決定が下されたが、栽培方法によってシイタケ菌(Lentinula.edodes)の放射性セシウムに対する生物的挙動がこれ程までに大きく異なるとは有り得ない。
 
それは今回の試験が如何に信頼性、科学的根拠に乏しいかの反証明でもある。
 
測定データの精度を考えると1検体当たり十分な量のキノコと榾木から出来るだけ均等にサンプリングして試料を調整し、測定すべきと考えている。
 
少なくても弊社、及び江口教授(論文発表済み)が行ってきた移行率試験は、如何にして測定誤差を最少化するかを専門的経験的知見から試験方法を工夫し、かつ検証を繰り返しながら試験を行なってきた。
 
先般の林野庁での会議で、国側は弊社の移行係数試験のサンプルデータ数が(森林総研48データに対して弊社18データ当時)が少な過ぎることを批判した。しかし、実際に測定用に供試されたキノコの数で言えば20倍以上、供試ホタ木の数も2倍程度、国のそれよりは多くの検体を使って試験を行っている。
 
試験の精度、信頼度を上げるために偶発的エラーを最小化する試験方法を最優先にして、表面に出すデータの数よりも一つひとつのデータの精度、信頼度を追求しなければ科学的ではないと考える。
 
尚、3月24日現在では移行率調査サンプル数は30データまで分析試験を行っている。
※4月11日現在、サンプル数40データに更新しました。
詳しくは、別記事の「原木栽培における放射性セシウムの移行の調査結果をまとめました(4月11日現在) 」をご覧ください。
 
その試験の結果を森林総研と同じ統計処理を行うと表4の通りとなる。同様に信頼度90%として対数値の真数を計算した移行係数は0.8で、この係数で原木指標値を計算すると125bq/kgとなる。
 
なお、データの精度、試験の信頼度を見るために同じく回帰分析を行なったところ、
 
2(決定係数)は0.58となり、森林総研のそれに比べて信頼性は格段に高いことが証明された。
*表4 富士種菌データ(3月24日時点)

一方で、過去に知見の蓄積が全くない放射能問題に対しては、たった一回の試験結果で重大な判断や決定を行なうことは避けなければならないと考えます。試験や実験はこれからも継続的、多角的に続けなければならないと考えて、これまで原木やホタ木の放射能汚染調査に始まって、試験を開始した昨年9月からは継続的に移行係数分析のためのサンプル調査、ホタ木の累積発生回数に伴う移行率の変化の追跡、ホタ木熟成度(期間)と移行率の相関性、栽培方法(林内、人工ホタ場、種菌形態)の違いと移行率の相関性、外樹皮沈着放射性Csの内部への浸潤率の経時的変化の調査等を今日まで行っている。
 
しかし、未だ基本となる原木シイタケの移行率を調査するための試験方法(指針)が正式に議論もされず、確立されていないこと自体が異常であると言わざるを得ない。
 
本来であれば、誤った試験方法で得られたデータをもとにつくられた原木の新指標値50bq/kgは直ちに撤回し再試験すべきである。
 
仮に、夏までは森林総研の現データで新指標値をあくまで強行しようというのであれば、計算上で得られた数値(対数値の真数)だけを絶対視するのではなく、一つ一つのデータが何を示しているのか改めて検証して欲しい。
 
そこで、元のデータを並べ替えした2つの表(*表2*表3)を見ると、そこから大変重要な事実が見えてくる。 *表2 森林総研データの並び替え  *表3 15Bq以下のホタ木 (表1 森林総研データより抜粋)

1.150bq/kg以下のホタ木から100bq/kgを超える子実体(シイタケ)は一つも存在しないとういう事実。
 
2.150bq/kg以下のホタ木の移行係数は全て1以下であると言う事実。
 
つまり、150bq/kgの原木指標値を守って栽培している限りにおいては、新らしい食品衛生法100bq/kgの規制値を、例え古ホタであってもクリア出来る事が森林総研のデータは証明しているのである。
 
林野庁はこれらの事実を無視して、あくまで試験全データから算出した数値(対数値の真数)だけが正しいと主張するかも知れない。しかし、森林総研自身も認めているように、この試験方法が元々適切ではなかったことからすれば、その主張に正当性がないことは明白である。
 
これまで、国では4月からの新食衛法100bq/kgに対応するための原木指標値を何としても3月末までに公表しなければ消費者の信頼を失うと言って、自らも認めた科学的信頼性に乏しい森林総研のデータを基にあくまで強行する構えを崩していない。
 
しかし、冷静に考えてみよう。4月は植菌作業としては終盤である。殆どの栽培者は既に国が決めた150bq/kgと言う指標値を信頼して、ここまで苦労しながら必死なって家族を守り生活を守るために、ようやっと集めた原木に今年も何とか植菌を続けてきた。
 
それを今度は突然50bq/kg以上は使用を禁止すると言う。
 
現行の150bq/kgでさえ原木確保に困難を極めたのに、今後は3分の一の50bq/kg以内の原木でしか栽培が許されないという、これはまさに栽培農家にとって死刑宣告にも等しく、もちろん産業としても崩壊を免れない。
 
しかし、本来なら再試験すべき不完全なデータであることを承知していながら、何ゆえに国はそこまで原木指標値見直しを強行しようと言うのであろうか。
 
“消費者の信頼が最優先”と言うのであれば、ここで問題となっている原木問題は直ぐには消費者に影響が及ぶものではない。
 
何故なら、4月以降に植菌した原木からシイタケが発生するのは早くて今年の秋以降である。実際に、4月に原木指標値が150bq/kgのままだと不安に感じる消費者が一体どれ位いるのだろうか。彼ら(消費者)が気にするのは店頭で商品として売られているキノコの放射線量であって、原木の指標値ではない。
 
従って、敢えて栽培農家を絶望の淵に追いやるような原木指標値の見直しを、3月中に強行しなくても、きちんとした試験をやり直してから指標値を見直す時間的猶予は、原木に限って言えば十分にあった筈である。
 
むしろ急ぐべき問題は、間もなく施行される4月1日からの食品衛生法100bq/kgに、すべての原木しいたけ生産者が既に保有している膨大な数の発生可能なホタ木を、どのようにチェックし、基準値以下のキノコの流通をどう担保するのかが最も重要な課題であったはずだ。
 
少なくても4月以降、本来なら何の落ち度も責任もない筈の栽培者や原木シイタケが食品衛生法違反のレッテルを貼られないようにする事が、国や行政府の責任ではないだろうか。それこそが、林野庁が口にする消費者の信頼を守るために為すべき喫緊の課題ではないだろうか。
 
栽培者でもなく、消費者でもない、では一体、農水省、林野庁は誰を守ろうとしているのだろうか・・・・??
 
昨年10月、全国のシイタケ栽培農家は唐突に国が打ち出した指標値150bq/kgに戸惑い、大きな不安と困難な状況の中で、それでも何とか前に進もうとこれまで必死に頑張って来た。そして今、新たな原木指標値50bq/kgにとの情報に再び翻弄され、絶望して栽培をやめるしかないと考え始めた栽培農家もいる。
 
何故なら50bq/kgが原木の調達にどれ程厳しいものかを栽培者はよく知っている。
 
栽培農家にとって原木が確保できるかどうかは正に死活問題。暮らしの崩壊、生活の破壊を意味する。栽培者は失業しても失業保険すら受け取れない。まして、高齢化も進んでいる。不況の中、勤め口を新たに探して働くことなど途方もなく困難に近い。
 
改めて言いたい、栽培者には何一つ責任も落ち度もない。この放射能問題の第一義的責任はもちろん東電にあることは言うまでもない。しかし、国や行政府が東電に賠償責任があるからと言って被害者である栽培農家を見捨て、産業を守ることを放棄するとしたら、国は国民の信頼を裏切るという重大な罪を犯すことになる。
 
以上、ご参考までに。
株式会社富士種菌
相場幸敏
 
なお、添付しました資料の中にあります「原木栽培における放射性セシウムの移行の調査(富士種菌データ)は、3月24日までに弊社が行った移行率試験の結果をまとめたものです。今後も継続して試験を続けてゆくつもりです。
※4月11日現在の結果に更新しました。
 
表中の「対数値に対する真数」は国が採用した移行係数に該当しますが、これが果たして本当に移行系数の算出に絶対に必要なのかも疑問です。
 
*残念ながら3月28日、林野庁は公表を行なった。
 

以下 表の参照
 

表1 森林総研 移行率試験データと回帰分析

表1をPDFファイルでご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

表2 森林総研データの並び替え

表2をPDFファイルでご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

表3 150bq以下のホタ木 (表1 森林総研データより抜粋)

表3をPDFファイルでご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

表4 富士種菌データ(4/11時点) ※4/11更新しました

表4 最新版(4/11時点)をご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。


 

表5 国による原木シイタケ移行率試験の不確かさについて

国による原木シイタケ移行率試験の不確かさについて 

表5をPDFファイルでご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。
平成24年3月12日
株式会社富士種菌 研究室
 
目的
 国が行った原木シイタケの移行率調査方法は、キノコ1個とそれを中心にホタ木断面2?3cmを検体とし移行率を算出している。しかし、ホタ木には降下した放射性物質がより多く付着した面(表)とそうでない面(裏)があったと考えるのが妥当である。また、多く付着した面には樹皮面の傷やキノコのもぎ痕等に放射性セシウムが染みこむことよって、ホットスポットが存在していることが考えられる。そうであれば、ホタ木断面2?3cmのどの部分からシイタケを採取したかによって、シイタケの放射性セシウム濃度は異なる。その結果、シイタケを採取する場所によって、その都度移行率が大きく変化するというバラつきの大きい試験になっていた可能性がある。この仮説を確かめる試験を行い、国が行った移行率試験の妥当性を検討した。
 
供試ホタ木
  原木椎茸生産者O氏提供
  栽培地:茨城県霞ヶ浦市 林内(露地)栽培 井桁積み
  植菌:平成22年2月?
  種菌形態:駒菌
  発生回数:2?3回
     平成23年3月11日?25日、及びその後の管理:林内(露地)井桁積み
 
測定方法
供試ホタ木からシイタケを発生させ、予備測定としてキノコが付いた状態でホタ木中央部6点を螺旋状に表面線量計でcpmの測定を行った。測定結果から、線量が低い側をA面、高い側をB面とした。高低差の確認の為にA・B面でオガ屑を採取し、社内の定量分析器で放射線セシウムの放射線測定を行った。
移行係数調査用検体のうち、シイタケは図.1に示す通り、A・B面の各々の頂点から出ているシイタケを採取し、シイタケAシイタケBとして調査試料とした。尚、シイタケB表面線量計で特に高い値を示し、B面の中でもホットスポットと考えられる部位から採取した。ホタ木は同じく図1に示す通り、試料シイタケA、シイタケBの採取箇所を中心に各々3cmの幅に輪切りにし、オガ屑にしたものをシイタケA採取ホタ木シイタケB採取ホタ木とした。ホタ木試料A,Bは約1cm幅で隣接していた。これら検体の放射線定量測定は外部の検査機関に委託した。
なお、この測定方法は、先に林野庁が示した移行率調査のための検査方法に準じて行った。

 


*測定機器
表面線量:Jhonson  GSM500+HP-265
放射性セシウム定量:EMF211型 ガンマ線スペクトロメータ
放射性セシウム定量:ゲルマニウム半導体検出器 ORTEC社製 GEM-20-70

考察
ホタ木のA・B面の放射性セシウム濃度は、3.3倍の格差が確認された。これはホタ木に放射性物質がより多く付着した面(表)とそうでない面(裏)があることを示している。
また、A・B面の頂点から採取したシイタケAとシイタケBの間には3.9倍の格差があり、ホタ木のどの部分からシイタケを採取するかによってシイタケの値も大きく変化することがわかる。
この結果、同一のホタ木にも関わらず、移行率の差は6.1倍となった。つまり国が行ったとされる方法では、同じホタ木でも採取する箇所が違えば、その都度移行率が大きく変化する可能性があることを示している。
 
今回、シイタケBは表面線量計で特に高い値を示し、B面の中でもホットスポットと考えられる部位から採取した。古ホタ(2,3年生?)は原木と比較して、多くの傷跡がある。キノコのもぎ痕や腐朽が進んだこと等によるものであるが、これによって、放射性セシウムのホットスポットが数多く存在していると考えられる。国の移行率試験においても古ホタが用いられており、このことが、より移行率算出の際に大きなバラつきを生み出していることが考えられる。 
 
これまで弊社が行ってきた移行率調査試験方法は、複数のホタ木から採取したシイタケ(合計約1kg)と検体用オガクズ(合計約350g)がそれぞれ均等になるように調整し測定を行ってきた。より正確な移行率を得るためには、一回の測定に用いる検体数(ホタ木、シイタケ)を増やし、その平均された試料で測定することが、不可欠と考えている。

 

きのこかわら版
名水きのこの里


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